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銀魂

第34章 襟足の長さと子供の憎たらしさは比例する

辰)「・・・・・・悪かったな。俺の勘違いでこんな目に合わせちまって」


銀)「まァ、気にすんなや。俺も見苦しいモノ見せちまったし。あいこにしよーや」


辰)「オメーここに来てから股間の話しかしてねーぞ‼︎・・・ったく、変な野郎だよ」


辰巳は呆れ顏をしながら何処かへ歩いていく。


銀)「オイオイ、どこ行くんだ?」


辰)「放火魔捕まえに決まってんだろ。こんなとこでへこたれる俺じゃねェ。俺ァ江戸一番の火消し目指してんだ。男衆(アイツら)にも放火魔にと負けねェ‼︎じゃぁな」


辰巳はそれだけを言うと歩いて行ってしまった。


そこまでしてアイツが火消しになりたい理由はなんなのだろうか。
なにか気になるな、オイ。


俺は辰巳を見ながらそう思った。


〜銀時side end〜


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悠)「はぁ・・・。なんで銀さんは街に出るとこう何かに巻き込まれるんだろう。ね、神楽ちゃん」


神)「全くアル。ホントついてない男ネ」


万事屋で掃除をしながらゴミを捨ててくると言った銀さんを待っていた。
しかし、あまりにも遅いので探しに行こうかとしていると電話がなり辰巳という女の人から電話が来たのだ。


内容は銀さんを放火魔と間違えてめ組というところに連行してしまったらしい。
なので迎えに来て欲しいとの事。


迎えに来て欲しいって・・・
これ、真選組のお化け騒動の時にもこんな事あったよね?
あたし銀さんの保護者じゃないのになんで毎回迎えに行ってるんだろ。


まぁ、恋人だからいいけど・・・


そんな事を考えていながらめ組を目指して歩いていると銀さんと女の人が喋っているのが見えた。


神)「何やってるアルか、あの天パ‼︎悠というものがありながら堂々と浮気してるアル‼︎いっちょぶん殴ってくるヨ‼︎」


神楽ちゃんは顔を鬼にして今にでも銀さんに跳びかかりそうな勢いで銀さんを見る。


悠)「か、神楽ちゃん‼︎そんな事しちゃダメだよ‼︎それに多分、あの女の人さっき電話くれた辰巳さんだよ」


神)「え?そうだったアルか?」


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