テキストサイズ

銀魂

第35章 女の一番の化粧は笑顔(柳生篇)〜1〜

___________
________________


夕方になり仕事が終わるとあたしと新八君は依頼主さんの所に行き依頼金をもらいに来ていた。


悠)「修理終わりました。また雨漏りがあるようだったらおっしゃってください」


「ありがとう、助かったよ。それじゃあこれ、依頼料」


あたし達は依頼料をもらうと頭を下げその場を後にする。


さぁていくら入ってるかな?
この依頼金で今後の生活が変わる・・・


あたしはゴクっと唾を飲み封筒からお金を出す。


悠)「新八君、数えるよ?」


新)「はい・・・」


あたし達はお札を数え始める。


悠・新)『1、2、3、4、・・・』


数えると意外にお金が入っておりなんと万札が7枚も入っていたのだ。


悠)「新八君‼︎諭吉さんがいっぱいはいってるぅぅ‼︎」


新)「そうですね‼︎これで少しの間は食費は大丈夫ですね」


悠)「そうだね」


あたしはよそう以上の依頼金が入っていたのでご機嫌になる。


新)「あ、あの悠さん」


悠)「ん?なに?」


新)「えっと…意外に依頼金多くもらえたので姉上にハーゲンダッツを買って帰ってもいいですか?」


悠)「もちろんだよ‼︎買って帰ろう。きっとお妙さんも喜ぶね‼︎」


新)「はい‼︎」


あたしと新八君がそう楽しく話しながら歩いていると部屋の一室から「やめて‼︎」という声とともに大きな物音がした。


あれ?
今の声お妙さんの声のような気がしたんだけど…


あたしと新八君は不思議に思い音がした部屋を覗いてみる。
するとそこにはキスをしているお妙さんと小柄な男の人が…


あたしと新八君は少しの間時が止まる。
お妙さんは「やめて‼︎」と男の人を突き飛ばすとあたし達に気がつき驚いたような顔をする。


妙)「し、新ちゃん・・・悠ちゃん・・・」


お妙さんに呼ばれやっと我にかえったあたし達。



悠)「お、お妙・・・さん?」


あたしはまだ頭が付いて行けずお妙さんの名前を呼ぶ。
一方新八君は…


新)「何やっちやってんのォォォォ⁉︎お前らァァァ‼︎」


顔色を変えて部屋の中に入り男の人の襟首を掴む。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ