テキストサイズ

銀魂

第6章 ジジイ担ってもあだ名で呼び合える友達を作れ

ふー
危なかった。


悠)「銀さん。大丈夫ですか?」


銀)「あぁ。大丈夫だ」


悠)「…なんだか髪の毛増えてません?」


銀)「気のせいだ気のせい」


悠)「そうですか…」


新)「そんな事よりここからどうやって逃げます?ここ15階なんで逃げ道ありませんよ」


神)「まじアルか?」


新)「まじだよ」


桂)「…はぁ、仕方あるまい。これを使おう」


桂さんは懐から丸いものを出した。


銀)「そりゃ何の真似だ」


桂)「時限爆弾だ」


悠)「時限爆弾⁉︎」


桂)「あぁ。ターミナル爆破のため用意していたのだ。だが、今は緊急時、これを奴らにお見舞いするうちに皆逃げろ」


銀)「………」


ガシッ


銀さんは桂さんの襟首を掴んだ。


そして静かに桂さんを睨む。


銀さん怒ってる。
初めてだあんな顔。


きっともう桂さんにこんなことして欲しくないんだ。
こんな事して薄汚れて欲しくないんだ。


神)「ねぇねぇ悠」


銀さんを静かに見守る中神楽ちゃんが話しかけてくる。


悠)「ん?なに?」


神)「これいじくってたら…スイッチ押しちゃったヨ」


笑いながら言う神楽ちゃんの手元には桂さんが銀さんに襟首を掴まれた時に落ちた時限爆弾。


全)『………………』


私達は時限爆弾を数秒見つめる。


そしてまた襖を蹴破り走り出した。


バコォォォン‼︎


?)「出てきたぞ‼︎止めろォ‼︎」


部屋を出た先には真選組が待機していた。


銀)「止めるならコレ止めてくれェ‼︎爆弾処理班とかさァ…なんかいるだろオイ‼︎」


「オワァァァ‼︎爆弾持ってんぞこいつ‼︎」


真選組も爆弾はお手上げのようで私達と同様逃げ始める。


銀)「ちょっ、待てオイィィ‼︎」


悠)「銀さん‼︎後6秒しかありませんよ‼︎」


新)「あ‼︎窓‼︎窓に放り投げて‼︎」


銀)「無理‼︎もう死ぬ‼︎」


え⁉︎
それだけは嫌だ‼︎


まだ記憶も何も思い出してないのにこんな所で死ぬのわぁぁぁ‼︎


私は絶望に頭を抱える。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ