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銀魂

第35章 女の一番の化粧は笑顔(柳生篇)〜1〜

近)「いででででで‼︎」


銀)「オィィィ、お前‼︎アレなんとかしろよ。お前のペットなんだろ‼︎」


近)「違う‼︎実はアレ王女‼︎って、アレ⁉︎お妙さん‼︎」


近藤さんがあたし達に気がつきこちらを向く。


銀)「え、なにコレ。なんかマズイトコ入ってきた?」


神)「アネゴ‼︎こんな所で何やってるアルか⁉︎」


神楽ちゃんがそう聞くとお妙さんは目にいっぱい涙をためてこちらを振り向いた。


そして・・・






妙)「・・・みんな。さよなら」



とだけ言って九兵衛さんの所に行ってしまったのだった。


あたし達はお妙さんの切ない表情に固まる。


銀)「オイ」


そんなお妙さんの肩に手を置こうとする銀さん。
だが、後ろにいた大きなゴリラが無理矢理部屋に入ってくる。


近)「げェェェ!!オジョーきたァァァ!!ちょっと、みんな謝って!!」


銀)「なんて?」


近)「ウホって!!」


あたし達がそんな事を言いながら逃げている隙に、九兵衛さんはお妙さんをお姫様抱っこをして部屋を出て行ってしまった。


新)「姉上ェェェ!」


近)「姉上じゃなくてウホって・・・あぁぁぁぁ!!」



バーン!!


あたし達がいた部屋は大きなゴリラによって壊されたのであった。


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~土方side~


土)「はぁー、おニューだったのに」


俺は屯所の縁側に座りながらヒビの入った刀を眺め昨日の出来事を思い出す。


俺は昨日近藤さんがまさかのゴリラとお見合いすることになったため、それを阻止すべく志村妙の働くスナックへ行った。


そして、近藤さんにお見合いをやめてくるように説得してくれと頼んだ。


土下座までして(山崎や原田、そのほかの隊士が。俺はしてない)


しかし、どうしても首を縦に振らずしつこく頼みこんでいるとついに志村妙がキレて隊士達をボコボコにし始めたのだ。


流石に女にボコボコにされるのは真選組にとしての傷がつくと思った隊士達は彼女に反撃を加えようとする。


その時だ。
小柄な男が現れ隊士共を一瞬にして気絶させたのだ。


俺がその小柄な男に話しかけるとその男は俺に剣を向けてきた。
俺は瞬時に反応して剣を抜きどうにか攻撃をふせいだ。


この刀はその時んにできたヒビだ。

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