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銀魂

第35章 女の一番の化粧は笑顔(柳生篇)〜1〜

神)「新八今日も来ないネ」


銀)「パシリのくせに無断欠勤たァ、クビにしてやろーか」


悠)「銀さん、そんな事言わないでくださいよ。新八君はきっとショックなんですよ」


あたしは神楽ちゃんとオセロをやりながら話す。
銀さんは雨が降っている空を眺めていた。


神)「ねェ、銀ちゃん、悠。アネゴ、もう帰ってこないアルか?あれから一度も家に帰って来てないって・・・なんか修行してるから帰れないって・・・」


悠)「修行?それって花嫁修業とかかな?」


銀)「多分な。なんせ相手は柳生家だろ?名家中の名家だよ、あそこ。玉の輿だよ」


悠)「そうなんですか・・・」


九兵衛さん、そんなに凄い家柄の人なんだ。
でも・・・


悠)「お妙さん、幸せになれるのかな・・・ちゃんと笑って生きていけるのかな・・・」


神)「悠・・・」


悠)「それにお妙さん、すごく無理をしていましたよ」


銀)「・・・何を考えてるかわかんねーけどよ。あの女、自分で選んだんだろ。だったら・・・笑うだろ。あの女なら」


銀さんはそういいながら鼻くそをほじくると「ちっ」と舌打ちをする。


銀)「いやなもん見ちまったぜ」


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~free side~


サァァァァァ


雨が降るなか、腰に木刀を下げた2人の男が傘をかぶり柳生家の門の前に立っている。


それを見た柳生家の門番は見下したようなめで男2人を見る。


「なんだい、君たちは。入門希望者?あのォ、悪いけどここ柳生家だからさァ。結構由緒正しい家柄だからセレブじゃないとちょっと・・・」


「それとも何?道場破り?やめておいたほうがいいよ。今ウチさぁ柳生四天王っていう猛者がいて・・・」


門番が男2人にそう説明をするも、男2人はニヤッと笑いこういった。


?)「いやいや」


?)「道場破りなんてそんな物騒な」


男たちはそういうと腰から木刀を抜き門番たちを吹き飛ばした。
門番たちが吹き飛ばされた衝撃で門は開き屋敷道までがあらわになる。

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