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銀魂

第35章 女の一番の化粧は笑顔(柳生篇)〜1〜

しばらく屋敷の中を歩きながら探索していると一つの部屋から話し声のようなのが聞こえそちらの方へ行く。


するとそこには四人の男の人が何かを争っていた。


神)「アイツらなにしてるアルか?」


悠)「さぁ?ご飯の取り合いかな?」


神)「ふーん。ま、そんな事どおでもいいアル。私あいつらにチビ助がいるところ聞いてくるヨ」


神楽ちゃんはがそう言いながら縁側に飛び乗り部屋に入ると…



べチャッ‼︎



神楽ちゃんめがけて卵かけ御飯が飛んできたのだ。
突然の事だったので神楽ちゃんは避ける事ができずそのまんま卵かけ御飯を頭からかぶる。


悠)「か、神楽ちゃん⁉︎」


あたしは慌てて部屋の中に入り神楽ちゃんの頭からお茶碗を取り手で振り払ってあげる。
すると、沖田さんが部屋の中に入ってきてとんでもない発言をした。


沖)「オイ、チャイナ。股から卵たれてるぜィ。排卵日か?」


それを聞いた神楽ちゃんは沖田さんの顔を片手で掴みぶん投げた。


土)「今のは総悟が悪い」


投げられた沖田さんは争っていた男の人たちの元へ突っ込み、頭を抑えながら起き上がった。


沖)「いってぇ。なにしやがんで・・・『カチャ』‼︎」


沖田さんに突然後ろから剣が頭に向けられた。
向けたのは先ほどまで争っていた男の人たちだった。


?)「いやァ、よく来てくれましたね。道場破りさん。天下の柳生流にたった7人で乗り込んでくるとは・・・いやはやたいした度胸」


そう言った男の人はどうやら4人のうち一番偉い人のようで、あたし達をあざ笑うように見てきた。


?)「しかし、快進撃もここまで。我ら柳生家の守護を司る・・・」


?)「北大路斎(きたおおじ いつき)」


?)「南戸粋(みなみと すい)」


?)「西野掴(にしの つかむ)」


?)「東城歩(とうじょう あゆむ)。柳生四天王と対峙したからには、ここから生きて出られると思いますな」


東城は沖田さんから剣を下し鞘にしまい少しこちらへ歩いてくる。

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