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銀魂

第35章 女の一番の化粧は笑顔(柳生篇)〜1〜

新)「OKじゃないッスよ‼︎一発KOです‼︎そんなトコ‼︎ってか僕が大将⁉︎」


土)「あたりめーだろ。不本意だが恒道館の門弟って事になってんだ」


悠)「そうだよ。だから、ここは堂々と新八君が大将にならなきゃ」


新)「で、でも・・・」


新八君は不安そうに眉をひそめる。


近)「心配いらんぞ‼︎新八君は俺が命を張って護る‼︎色々話したい事あるしな‼︎ウチに住むか、俺がそっちに住むか・・・」


新)「すいません‼︎誰か他の人にしてください‼︎」


沖)「んな事より、みなさん。どこに皿つけるんでェ?土方さんは負けるつもり一切ないんで眼球につけるらしいでさァ」


沖田さんはそう言いながら土方さんの右目にお皿をくくりつける。
その行動に土方さんは額に青筋を立てる。


土)「眼球えぐり出されてーのか、てめーは?」


銀)「グダグダ考えても割るときは割れるんだよ。適当に張っとけ、適当に。よし、俺はココにしよう」


銀さんはペシッと土方さんの左目にお皿をくくりつける。


土)「だからなんで俺だァァァ‼︎てめーらの皿だろーがァァァ‼︎」


土方さんは怒鳴りながら銀さんと沖田さんがつけたお皿を取る。


銀)「片目だけだとむこうとキャラがカブるだろーがァ‼︎空気読め‼︎」


沖)「読んでみろ土方‼︎お前なら読めるはずだ土方‼︎」


土)「黙っとけや‼︎ドSコンビ‼︎」


あぁ、また始まった。
すぐこう喧嘩になるんだから・・・


あたしが「はぁ」とため息をついた時、テンションの上がった声があたしを呼んだ。


神)「悠ぅぅ‼︎私すごい事考えたアル‼︎」


悠)「ん?すごい事?」


神)「うん‼︎見てコレ、足の裏コレ、歩いてたら見えなくね?スゴクネ?コレ?」


神楽ちゃんはとても大発見したぜ的な顔であたしに右足の裏にくくりつけてきたお皿を見せる


悠)「うん、確かに凄いけどそれ歩いたら割れちゃうんじゃ・・・」


神)「大丈夫アルヨ‼︎」


神楽ちゃんはそう言いながら右足を地面に下ろす。


が、パリンと音を立ててお皿は割れてしまった。

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