テキストサイズ

銀魂

第35章 女の一番の化粧は笑顔(柳生篇)〜1〜

______
___________


~free side~


悠、近藤、新八と別れた土方、神楽チームは割れた皿をもらいに別の屋敷に来ていた。


土)「すんませーん。ちょっと皿貸してもらえますか?」


「あーはいはい。何?宴会でもやるのかい?」


土)「そんなとこです」


土方がそういうと使用人らしき女は奥から一枚の皿を持ってきて土方に渡した。
渡された土方は神楽に皿を渡す。


土)「ホラ、これ使え」


神)「いやアル。醤油ついてるネ。もっと綺麗なのもってこいヨ」


神楽はそっぽを向いて我儘を言う。


土)「じゃァぁ俺が醤油皿を使うからお前は俺の皿を使え」


神)「いやアル。マヨネーズついてるネ」


土)「ついてねーよ!!つか、いい加減にしろよ、てめーは!!元はと言えばてめーが皿を割ったのが・・・神)「あッ!!私あの皿がいいアル」・・・あ?」


土方が神楽の我儘についにキレ怒鳴るが彼女の指さす方に気を取られ怒鳴るのをやめる。
因みに神楽の指さした方には高価そうな大皿があった。


土)「あんなでけー皿しょってどうやって戦う気だ、てめーは!!」


「ごめんなさいね。あのお皿はどこかの星のとんでもなく高いお皿なの。だから無理だわ」


土)「ホラ、見ろ」


神)「それじゃなきゃ嫌アル。早くもってコイヨ。お前のマヨ皿も粉々にされたいアルか?」


土)「てんめェ・・・」


土方はやみそうにない神楽の我儘に額に青筋を浮かべる。
その刹那、遠くの方で煙が上がってるのが見えた。


土)「開戦の狼煙!?」


そう、戦いが始まる合図の開戦の狼煙が上がっていたのだ。


土)「おい、もたもたしてる暇・・・・・・神)「しょうがないアルな。マヨ皿で我慢するか」え?」


神楽はそういいながら自分の皿だけではなく土方の皿も両胸にくくりつけた。


土)「ちょっ、待てェェェェ!!俺の皿は・・・」


土方が自分の皿を取り返そうとしたとたん、屋根の上から大柄な男が落ちてきた。


その男は柳生四天王の1人、西野掴であった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ