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銀魂

第35章 女の一番の化粧は笑顔(柳生篇)〜1〜

西野は神楽の後ろに立つとニヤッと笑い持っていた木刀を振り上げた。


西)「ハイ、まずは1人目」


そういって西野は神楽に木刀を下げる。


ゴッ!!


神)「ぶふっ!!」


神楽は木刀で殴られえると庭にあった池の方へ飛ばされる。
すると、今度は池の中から北大路が出てきて神楽を木刀で殴り空に飛ばす。


神)「ガハッ」


この時神楽は辛うじて皿を護ったがその分他の部分がやられてしまった。


西)「ほう。皿は損じたか。だが・・・」


北)「我々の連続技からは、逃れられぬぞ」


そういう2人の視線の先には塀の上から瞳孔を開いた飛び降りてくる南戸の姿が。


神)「(‼︎ まだ‼︎やられ・・・)」


神楽は南戸にやられるのを覚悟する。


しかし・・・


沖)「オイ、その娘やんなァ俺でィ」


ガコッ‼︎


南戸の背後から飛び降りてきた沖田が彼の後頭部を木刀で殴ったのだった。
そのおかげで神楽は攻撃を受けずに地面に落ちる。


その代わりに南戸が地面に叩きつけられた。


南)「がはっ‼︎」


西)「南戸ォ‼︎」


西野は南戸がやられ彼に気を引かれる。
その一瞬をついて何故かあの高級皿を身体にくくりつけた土方が西野の背後を狙い木刀でぶん殴る。


地べたにはいず配っている南戸と池に立っている北大路は驚き土方の方を向く。


沖)「土方さん、なんですかィ?そのデカイ的は」


土)「ハンデだ」


土方は額に青筋を浮かべ鼻でタバコの煙を出しながらそう答えたのであった。


それを見た南戸は何事もなかったように頭から血をダラダラ流して立ち上がる。


南)「オイ、北大路。俺今どんなツラしてるよ?」


北)「男性器のようなツラをしている」


南)「そうじゃねーよ。怪我の具合見てくれって言ってんだよ」


北)「血まみれだ。泌尿器科へ急げ。そして、できるだけ清潔にするよう心掛けろ」


南)「性病扱いしてんじゃねェェ‼︎」


南戸は北大路を睨むと懐から携帯を出し自分の顔を見て北大路と西野とともになにやらキャイキャイやり始めた。

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