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銀魂

第35章 女の一番の化粧は笑顔(柳生篇)〜1〜

そんな3人を見ていた神楽、土方、沖田は冷たい目で見る。


神)「ふざけた連中ネ。毛程も効いてないアル。皿も割れてないネ。万事屋なら仕留めてたアル。一流と二流の差ネ」


沖)「ホームシックか。てめーもやられそうになってたくせに」


土)「総悟てめェ。今までどこほっつき歩いていやがった?」


沖)「土方さん、こいつァ戦ですぜ。敵は弱いトコについてくる。エサまいて食いついてきたザコやんのが兵法ってモンでさァ」


神)「誰がエサだァ‼︎」


神楽は沖田の襟首を掴む。


土)「万事屋の野郎はどうした?」


沖)「旦那なら1人でも大丈夫でしょ」


神)「お前、銀ちゃん1人で置いてきたアルかァァ‼︎私銀ちゃん探すネ‼︎あぁ見えて寂しがり屋なんだぞ‼︎それに銀ちゃん探してる悠もこのままじゃ危ないアル‼︎」


神楽は沖田の襟首を離すと急いで元来た道を戻る。


土)「オイぃぃ‼︎寂しがり屋はお前だろ‼︎勝手に動くな‼︎」


神楽は土方の話を聞かず小走りをするが、いきなり横から大きな岩が飛んできたので足を止めた。
岩を飛ばしたのは西野であった。


西)「まァ待たれい、お嬢さん。どの道全員討ち取られるんだ。助けに行こうと同じことだ」


土)「(岩を投げやがった・・・なんつーバカ力だ)」


土方は驚きのあまり呆然とする。


南)「あーあ。また屋敷壊しちまって。こりゃ、輿矩様にまた大目玉だ」


西)「構わん。我らが主は若・・・だぎゃふ‼︎」


西野が話していると先ほど投げた岩が彼に帰ってきた。
投げたのはもちろん神楽であった。


神)「邪魔すんじゃねーヨ。お前らの相手はあのバカ二人がつとめるネ。ガキどもはチャンバラやってな」


神楽は蔑んだような目で岩の下にいる西野を見る。
すると、西野はメリメリと岩を壊して神楽を襲ってきた。


西)「気に入ったァァァァ!!その鬼神の如く力!!主の相手、この柳生四天王の1人西野掴があい仕る!!」


神楽は西野をスッとよけると戦う構えをする。

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