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銀魂

第35章 女の一番の化粧は笑顔(柳生篇)〜1〜

新)「どうしたんですか?」


近)「あ、あそこ」


近藤は不思議そうな顔をしながら茂みの奥を指差す。
新八は近藤より前に出で茂みの中を見た。
すると、そこには悠と中央美咲の姿がある。


2人はニッコリ笑いながら何かを話しているようだ。


話の内容が気になった新八と近藤は茂みの中に入り2人の話が聞けるところまで来て身をひそめる事にしたのであった。

〜free side end〜


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1人で銀さんと沖田さんを探していると中央美咲にバッタリ会った。
あたしはすぐ様腰にかけてある木刀に手をかけるが相手が戦いをする様子を見せなかったために手を離した。


中)「あら、貴方はもしかしてこう恒道館の人かしら?」


悠)「はい、そうですけど・・・」


あたしがそう答えると中央美咲はニッコリ笑った。


中)「そう。なら私は貴方の事を倒さなきゃいけないのね。残念だわ」


中央はそう言うと木刀を私に向ける。


ちょ、この人言ってる事とやってる事全く逆なんだけど・・・
取り敢えずお妙さん取り戻せないから早く倒さなきゃ。


あたしは先ほど手を離した木刀にまた手をつけ抜き中央美咲に向けた。
しばらくお互いに睨み合った後、同時に相手に突っ込んだ。


悠)「ハァァァァァァ‼︎」


中)「タァァァァァァ‼︎」


カンッカンッ‼︎


バシィ‼︎


ただ周りには木刀がぶつかり合う音が響く。


この人、相手の動きを先読みして攻撃してるから攻撃を受けるのに精一杯になる。
ここは一旦後ろに引いて体制を立て直さなきゃ。


悠)「ふっ‼︎」


あたしはジャンプをして中央美咲との距離を充分とる。


中)「あらら。逃げちゃうの?」


悠)「ちょ、ちょっと体制を立て直しただけです‼︎」


あたしは中央美咲の口調にムッとしながら答えるとまた木刀をかまえた。

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