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銀魂

第35章 女の一番の化粧は笑顔(柳生篇)〜1〜

悠)「・・・何が言いたいんですか?」


中)「だから、男はみんな顔と体型がよければ釣られるものなのよ。それにあの銀髪さんはまさにその2つで釣られそうな顔してるじゃない」


うっ・・・
なにも言い返せない。
だって街を銀さんとたまに歩いていると綺麗なお姉さんの事をチラッと見てる時は少し・・・いや、結構ある。


それにお天気お姉さんの結野アナが好きで、結野アナがテレビに出るたび凄くデレデレしてるし・・・


アレ?
なんか自分に自信なくなってきた。


あたしは自己機嫌になってシュンとする。


中)「言い返せないって事はやっぱりそうなんじゃない。あの銀髪さんも結局は」


中央美咲はそう言うと今までニッコリしていた顔からまるで獲物を刈り取る獣の顔になった。
そしてバッとあたしにつっこんでくる。


・・・確かに銀さんは綺麗な女の人が好きだし巨乳が大好き。
でも銀さんはそんな人じゃない。


だって・・・



悠)「銀さんはっ、貧乳のあたしの事好きだもんんんんん‼︎」


あたしはそう叫ぶと突っ込んでくる中央美咲の方へ走る。


そして・・・


悠)「おりゃぁぁぁぁぁぁ‼︎」


バコンッ‼︎


中)「ヘブラッ‼︎」



中央美咲の顔面に木刀を叩きつけてやった。
彼女はあたしに顔面にを殴られるとそのまま倒れこむ。


ありゃま。
少しやり過ぎちゃったかな。


でもこの人がいけないんだよね。
銀さんの事ひどく言うし。


悠)「よし、ここについてるお皿割って早く銀さん捜しに行こう」


あたしはパリンと皿を割るとその場を去ったのだった。


影から見ていた新八君と近藤さんが


近)「新八君、なんであんないい女子(おなご)があのダメ男の彼女なの?」


新)「それ、こっちが聞きたいです」


なんて言ってるのも知らずに・・・


~柳生篇 2へ続く~

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