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銀魂

第36章 女の一番の化粧は笑顔(柳生篇)〜2〜

〜Free side〜


悠と中央美咲の決着を見届けた新八、近藤チームはまたあてもなく歩き始めた。
すると、ボロボロに壊れた屋敷が目に入りその中に入ってみる事にした。


中に入ると横たわっている沖田と西野がおり2人は唖然とする。


新)「・・・沖田さん」


近)「・・・なんてこった。・・・総悟が、あの総悟が・・・」


新八は沖田の状態を見るべく彼に近づく。


新)「ひどい・・・完全に足が折られてる。相討ち・・・いや、足が折れてからこの男を倒したとは考えにくい。多分この男を倒して疲労していたところを誰かに・・・」


近)「嘘だ‼︎総悟が・・・総悟が負けるわけねェ‼︎なァ?総悟・・・」


近藤は沖田を起き上がらせる。


近)「お前はうちの道場でもよォ、一番覚えが早くてよォ、あっという間にみんな追い抜いてよォ。また俺の事おちょくってんだろ?その手には乗らんぞ‼︎なァ、オイ総悟‼︎返事しろよ総悟‼︎」


近藤は沖田に問うが沖田はグダッとうな垂れたまま目を開けない。


近)「・・・・・・許せねェ。絶対許せねェェェェ‼︎ここまでやる必要あんのかよォ‼︎皿割ったら終わりじゃねーのかよ‼︎奴ら、人をいたぶんのを楽しんでるとしか思えねェ‼︎」


新八は目に涙をためそう叫んでる近藤を同情の目でみる。
その時、ふと床に落ちている携帯電話がめにとまった。


新)「(携帯・・・奴らの。もしかしたら沖田さんをやった奴が証拠を残して・・・)」


新八が携帯を弄るとパッとある写真が映し出された。
その写真は気絶している西野の上に気絶した沖田が倒れておりその2人を満足そうに、なおかつドヤ顔で踏みつけている神楽の姿の写真であった。


写真を見た新八は固まる。
そして携帯電話を足で踏みつけて粉々にした。


近)「チクショォォ‼︎一体誰なんだ。こんな酷い真似した奴ァ‼︎総悟ォ、お前の仇は絶対俺がとってやる‼︎なっ、新八君‼︎」


新)「チキショー!!沖田さんやったの誰だゴラァァァァ!!皆目見当もつかねーよ!!見つけたらマジぶっ殺してやんよ!!」


新八は顔から大量の汗をかきながら言う。

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