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銀魂

第36章 女の一番の化粧は笑顔(柳生篇)〜2〜

北)「はぁぁ!!」


北大路が皿を狙ってくることを悟った土方は一歩後ろに下がり彼の攻撃をよけ、後頭部に木刀をお見舞いした。


北)「がっ!!(なっ・・・だと?)」


土)「やっすいエサはもう食い飽きたぜ。俺を釣りあげてーなら、極上料理(フルコース)にマヨネーズぶっかけて持ってきな」


土方はそういうと北大路に向かって走りだす。


土)「四の五の考えるのはもうやめだ!!もう後手には回らねェ!!はァァ!!」


ガチン!!バキッ!!


土方は北大路に連続して攻撃をし、北大路はそれを木刀で受ける。


北)「くっ!!(擬餌こと巻き込む連撃)」


近)「猛攻をかけ余計な小技すら与える隙を見せない。攻撃こそ最大の防御。やっと奴らしくなってきあがった!!」


バキンッ!!


北大路は一度土方から距離を取り木刀をかまえた。


北)「一気にカタをつけるつもりか。だが、このような足場で無理に攻勢に出ても動きは制約され体力を消耗するだけ。加えて貴様には致命的な弱点がある」


土)「ぬかせェェェ!!」


土方は北大路の発した言葉にイラだちながらまたもや彼に木刀を振り続ける。


ガンッ!!ガンッ!!


それを余裕な表情で木刀を横にして受ける北大路。


北)「俺には貴様の剣筋が手に取るように読める。勢いに任せるのみで変化のない単純な剣劇。幾ら打ち込んできたところで俺に一太刀浴びせるのは無理な話」


土)「剣筋は読めても・・・水中の足の動きは読めねェだろ!!ふッ!」


土方は北大路の足首に足を引っかけ転ばせる。


北)「なに!?くっ!!」


土)「はぁっ!!」


土方は北大路が転んだのをいいことに攻撃をする。


ガキィィィィン!!


北大路はそれをギリギリ防いだ。


北)「貴様は型にはまってるといったが、俺から見れば貴様も十分型にはまっている。俺達はあらゆる型を幾千幾万も身体に叩き込み、その対応策も幾千幾万と身体に叩き込んでいるのだ。っ!!」


北大路は足を少し動かしその反動で土方の顔に水をかけた。

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