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銀魂

第36章 女の一番の化粧は笑顔(柳生篇)〜2〜

近)「ぎゃァァァァァァァ!!」


近藤はあまりにも驚いて大声で叫ぶ。
因みにその小さい人とは柳生の大将、敏木斎(びんぼくさい)であった。


銀)「あ?どうした?」


近)「よ・・・よ・・・妖怪・・・妖怪がいた。なんかちっこいヨーダみてーな」


銀)「そりゃ、妖怪、便所童(べんじょわらし)だ」


近)「便所童!?」


銀)「トイレットペーパーがきれて便所から出られなくなった者の哀れな末路さ」


近)「マジでか!!オ・・・オイ。このままじゃ俺達まで妖怪、便所童になっちまうぞ!!」


銀)「そーだよ。だから早くどっか行って紙もらってこい」


近)「ケツ丸出しで行けっていうのかよ!!」


銀)「全部脱いだ方がいいな。『ビックフッドですけど何か?』的な感じで。自然な感じで行って来い」


近)「つーか、オメーが行けばいいだろ。どーせ今までウンコしてしてなかったんだから!!少しは役に立て!!」


銀)「どーせお前だってアレだろ。他人のバトル見て解説するヤムチャみてーな事しかしてなったんだろ」


近)「失礼なことを言うな!!天津飯位までは役にたってました!!」


銀)「天さんもヤムチャも似たようなもんだろ」


銀時と近藤がそんな言い合いをしていると誰かがトイレに入ってくる音がし、近藤達の入っている個室の前で音は止まった。


東)「いやいや、ご迷惑おかけしてすみませんね」


入ってきたのは柳生四天王の筆頭、東城歩であった。


その事に気が付いた銀時と近藤はハッとする。


東)「ここの厠はあまり使われていなくてですね。トイレットペーパーの補充が不十分なんですよ。さァてどう料理してあげましょうか」


東城はニヤッと笑う。
すると、個室のうち1つが開き、中から敏木斎が出てきた。


敏)「・・・あの・・・ビックフットなんだけれでも・・・アレ・・・ティッシュとか持ってなぁい?」


東)「何やってるんですか。敏木斎様・・・」


東城は呆れたような口調で言う。

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