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銀魂

第36章 女の一番の化粧は笑顔(柳生篇)〜2〜

東)「(と、言いたい。普段なら)」


近)「(しかし、この状況で紙ヤスリは・・・スコッティき匹敵する代物に見える)」


近・東)『(超欲しい‼︎)』


2人はゴクンとツバを飲み込んだ。


銀)「ふざけんなよクソジジー。そんなもんでケツゴシゴシしたら血だらけになんだろーが‼︎」


近)「‼︎(待てェェぇ‼︎落ち着け万事屋。惑わされるな。「やすり」という言葉にごまかされるな‼︎落ち着けヤスリと言えども「紙」という言葉がついてんだぞ。俺たちがのどから手が出るほど欲しい紙だぞ‼︎)」


東)「(‼︎・・・いや、違う。この男、紙ヤスリを欲しているのを私達に勘付かれないよう芝居を打っている⁉︎)」


近)「(そうか。アレは敵の手中にある。コレを欲すれば弱みに付け込まれる・・・アイツは俺達の数手先まで考えてやがる。俺はいつもこんな奴を敵に回していたのか。・・・いや、だが今日は俺達の味方。これほど頼れる味方はいない。そうと決まれば俺も加勢だ)ふざけんなクソジジー。紙ヤスリ⁉︎テメーはまずそのヤスリで脳を磨け‼︎)」


東)「(させるか‼︎)」


銀時同等、近藤も芝居を打とうとしたことがわかった東城もまた欲しくないと芝居を打とうとする。


東)「敏木斎様、私達が探しているのは紙ヤスリです。そんなものはクソの役にも立ちません。さっさと便所に流しなさい。そしてあなたも流れなさい」


敏)「なんじゃー‼︎この状況の紙ヤスリはスコッティに匹敵する代物にじゃろーが‼︎」


東)「スコッティ⁉︎思い上がりもはなはだしいですよ」


近)「紙という言葉に惑わされるな。下にヤスリってついてるだろーが‼︎クソジジー‼︎」


東城と近藤は敏木斎を酷く罵倒する。
そんな2人を見かねた銀時が口を挟んだ。


銀)「オイオイ、言い過ぎだろテメーら。まァ、なんか使い道があるかもしれねぇよ。ジーさんちょっと見せてみ?」


東城はその銀時の言葉に衝撃を受ける。


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