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銀魂

第36章 女の一番の化粧は笑顔(柳生篇)〜2〜

東)「(ツ・・・ツンデレだとォォォォォォ⁉︎これまでのツンから一転しえのデレ‼︎打ちのめされた所にこの優しい言葉をかけられたのでは百戦錬磨のキャバ嬢でも落ちる‼︎バッ・・・バカな‼︎ここにきてそんな技が・・・まさかっ・・・この男は‼︎)」


近)「(その通り・・・この男は全て計算していたんだよ。俺達が奴の作戦を先読みし、それを真似、ジジイを攻め立てるまで全て先読みし、それを利用したのさ・・・)」


東)「(バッ・・・バカなぁぁぁぁ!!それでは私はこの男の手の平で遊ばれていたというのかぁぁぁ!?さながら釈迦の手の平であがく斉天大聖の如く。な、なんという男。格が違いすぎる。負けだ。私達の完敗・・・)」


まんまとはめられた東城は肩をを落とす。
その時、個室の壁の下にある小さな隙間から紙やすりが出てきた。


東)「!!(紙やすり!?)」


東城は驚きながらも紙やすりを手に取る。


銀)「これで全員にいきわたったな」


東)「(なっ・・・なにィィィィ!?どういうつもりだぁぁぁあ!?)」


近)「(ジジイ、万事屋?お前らホントに協力するつ・・・)」


近藤は銀時と敏木斎が何を考えているのかわからなく紙やすりを見つめるが、予想以上にヤスリのめが荒く固まる。


近)「(ヤスリの目が思ってた3倍荒いぃぃぃぃ!!しかも両面!?こんなもので拭いたらホントにケツの皮がズリ剥けるぞ!!)」


敏)「いよいよとなったらコレで拭くしかあるめェよ。まぁあまりおススメはせんがな」


その敏木斎の言葉と共にゾリゾリと紙やすりで拭く音がした。


しかし、この音は敏木斎と銀時が壁を紙やすりで磨いている音だ。


それに気が付かない近藤は困惑する。


近)「(ゾリゾリィィ!?ウソ・・・え?ウソだよね・・・まさかあのジジイ拭いている!?間違いない。このヤスリでケツを拭いている!!バッ・・・バカな!!ケツ毛の濃い俺でさえ恐れおおのく代物だぞ!!仙人・・・遥か東方の地で焼けた砂にケツをつけては離しつけては離しを繰り返してきたケツ毛仙人だとでもいうのかぁぁぁあ!!)」


そんな近藤に気が付いた東城はニヤリと笑う。

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