テキストサイズ

銀魂

第37章 女の一番の化粧は笑顔(柳生篇)〜3〜

そして大きく一歩踏み出し九兵衛さんに向かって木刀を突き出した。


新)「勝手な事をゴチャゴチャぬかしてんじゃねェェェェェ!!」


ガキィィィィィン!!


新八君と九兵衛さんの木刀が重なり合い大きな音が鳴る。


新八君はいったん木刀を弾くと次々と九兵衛さんに攻撃をしていく。


新)「笑顔の裏に抱えているもの!?それを知りながらなんで今の姉上の顔を見ようとしない!!愛の形!?相手の気持ち1つ察してねーで気持ちわりーこと言ってんじゃねェェ!!男も女も越えた世界!?んなもん知るかボケェェェェ!!惚れた相手を泣かせるような奴は男でも女でもねェ!!


















チンカスじゃボケェェェェ!!」


ガキィィィィン!!


新八君のそんな叫びと共に屋敷の裏の竹林から飛んで出てきた銀さん。


2人はお互いに背中を合わせるとキリッとした目つきになる。


新)「だからモテない奴は嫌いなんだ。ね、銀さん」


銀)「全くだ。新八君」


銀さんがそういった時だった。


スパァァァァァン!!


屋敷の襖があき小さな男の人を先頭に大勢の門下生が出てきた。


輿)「貴様らァァァァ!!バカ騒ぎを止めろぉぉぉぉ!!これ以上柳生家の看板に泥を塗ることは許さん!!ひっとらえろぉぉ!!」


小さい男の人の声と共に門下生達は一斉に銀さんや新八君の方へと走り出す。


しかし、いきなり現れた近藤さんによってそれは防がれた。


近)「じゃまをすんじゃねェェェ!!男と男・・・いや、女と男・・・いや、侍の決闘を邪魔することはこの悟痢羅勲が許さん!!」


悠)「近藤さん!?」

あたしは近藤さんのいきなりの登場で驚く。
すると、土方さんがクッと笑って立ち上がった。


土)「オイ、万事屋の娘。俺達も行くぞ」


悠)「土方さん!?無理ですよ。そんなケガで!!」


土)「そんなんどーでもいい。テメーの大将が戦ってんだ。俺達が戦わなくてどーする」


ストーリーメニュー

TOPTOPへ