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銀魂

第37章 女の一番の化粧は笑顔(柳生篇)〜3〜

確かに・・・
新八君が相手の大将と戦おうとしてるのにあたし達は見てるだけでいいの?


ううん。
良くない。


大将である新八君が戦ってるならあたし達が新八君の門下生である以上戦わなければいけないのなんて当たり前。


行かなきゃ、あたしも。


あたしは土方さんの言葉にうなずき立ち上がる。


すると・・・


沖)「土方さーん」


足を引きずった沖田さんがやってきた。



土)「総悟!!」


沖)「土方さん、早く俺達も戦いに行きやしょうぜ。近藤さん1人じゃァすぐバテちまう」


土)「わかったよ・・・」


沖)「そんじゃ失礼しますぜ」


沖田さんはそういいながら土方さんの肩に乗る。



土)「なんでテメーは俺の肩に乗ってんだ!?」


沖)「俺ァ片足やられちまったんでね。だからちょいと肩を借りようと思いまして・・・旦那ァ!!片足じゃもって5分でさァ!!早いトコ決着つけてくだせェ!!」


土)「おィィィィィ!!なんで片足設定!?言っておくけど5分ももたねーから!!」


沖)「なんでィ。とんだ軟弱だな。土方は」


土)「んだと!?」


それからというもの2人はギャアギャアと喧嘩を始めてしまった。


・・・・・・。

とりあえずあの2人はほおっておくとして早くあたしも戦わなきゃ。


あたしは木刀を握りしめ戦いの中に入っていく。


悠)「はぁ!!」


「グへッ!!」


あたしは後ろを振り返らず必死に木刀を振り門下生を倒していく。


なので全く後ろから狙われていることに気が付かず、切られるという殺気を感じた時にはもう遅かった。


「はぁぁぁ‼︎」


悠)「きゃぁっ‼︎」


バシんッ‼︎


あたしは見事に木刀で叩きつけられ、倒れる。


悠)「っ・・・」


あたしは痛みに顔を歪め、立ち上がろうとする。
しかし、その間にも周りにいる門下生はあたしを囲み叩きのめそうとしてる。


どうしよう。
このままじゃやられてしまう。


あたしは覚悟し目を瞑る。


その時だった。

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