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銀魂

第37章 女の一番の化粧は笑顔(柳生篇)〜3〜

九)「(妙ちゃん・・・)・・・めんなさい。ごめんなさい」


妙)「でも・・・今日ぐらい泣いたっていいよね。女の子だもの」


お妙がそう言うと九兵衞は起き上がり彼女に抱きついた。
そしてお妙も九兵衞に抱きつき2人で声を出して泣いたのだった。


〜Free side end〜


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柳生家との対戦から数日たった。
あたし達は今なぜか近藤さんの結婚式来ている。


まさか、あのお妙さんLOVEの近藤さんが結婚するなんて最初は耳を疑ったが本当のようでとても驚いた。


「では新郎新婦の登場です」


パチパチ


司会の言葉で会場は拍手に包まれる。


新)「銀さん。人間一体どう転ぶとあんな事になるんですか?」


銀)「見合いで脱糞してワントラップいれるとああなるんだよ」


沖)「旦那笑い事じゃ無いですぜ」


銀)「いや、笑ってねーよ。つーか、笑えねーよ。他人の結婚式で泣きそうになったのは初めてだ」


沖)「なんとかなりませんかねぇ」


悠)「なんとかってどういう事ですか?」


沖)「実は・・・」


沖田さんはこの結婚式について詳しく教えてくれた。


どうやら近藤さんはこないだしたくもないお見合いをされ、まさかのあのゴリラに気に入られてしまったらしい。


今やってる結婚式は披露宴の様なのもの。
この披露宴が終わったら相手のゴリラの星で正式に婚礼をあげる。
そして、その婚礼かすんだら晴れて近藤さんはゴリラの仲間入り・・・もう帰ってこない。


沖)「ってわけでさァ。つまり、ぶち壊すのは今夜しかねーんです」


銀)「ぶち壊すって沖田くん。最初からこの披露宴壊れてるだろ。ゴリラだらけだもの。最初から壊れてるもんを壊すなんて流石の俺にもできねーよ。ゴリラだらけだもの」


銀さんはそう言うとバナナを食べ始める。

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