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銀魂

第37章 女の一番の化粧は笑顔(柳生篇)〜3〜

沖)「りゃねーぜ、旦那。なんやかんやで俺たち、姐さんを救うのに一役買ったんですぜ。これで貸し借りなしにしやしょーや」


銀)「そうと言ってもなぁ・・・」


銀さんが顔をしかめさせ拒んでいると沖田さんの懐から声が聞こえてきた。
どうやら忍ばせておいてあるトランシーバーの様で近藤さんと繋がっているみたいだ。


近)「こちら近藤。応答願いますどーぞ‼︎」


沖)「へい、こちら沖田。何かありやしたか?どーぞ」


近)「お前ら何やってんだ‼︎早く披露宴ぶち壊してくれ‼︎お前ら、こんなん得意だろうが。ご馳走食わせるために呼んだんじゃねーんだぞ‼︎どーぞ」


銀)「ご馳走って、お前コレ、バナナしかねーじゃねーか。あんま俺たちなめんじゃねーぞ、コラ。どーぞ」


近)「俺たち真選組は今回派手に動けん。この結婚は松平の父ちゃんが動いてる。あれに逆らえば真選組は消される。外野のお前らに頼むしかねーんだ。どーぞ」


神)「どこ産だ?どーぞ」


近)「あ?」


悠)「ちょ、神楽ちゃん。近藤さんにそんなこと聞いてもわから無いよ」


あたしは突然沖田さんからトランシーバーを取り上げ意味のわから無いこと話し始めた神楽ちゃんを止める。
しかし、神楽ちゃんはやめる気はないらしい。


神)「このバナナはどこ産だと聞いているアル。どーぞ」


近)「バナナの事はどうだっていいだっつーの‼︎ちょっと気に入ってるじゃねーか、バナナ‼︎どーぞ」


神)「果物の王様はやっぱりバナナアル。どーぞ」


近)「どーぞじゃねーよ‼︎んな事イチイチ報告してんじゃねェ‼︎どーぞ」


銀)「オイ、ちょっとションベンしてーんだけど便所どこ?どーぞ」


近)「その辺の奴に聞け‼︎どーぞ‼︎」


沖)「旦那、俺が案内しやす。こちらへどーぞ」


銀さんと沖田さんはトランシーバーでそう近藤さんに伝えると席を立ちトイレに行ってしまった。
そしてあらよあらよと事は進み、とうとうケーキ入刀が来てしまった。

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