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銀魂

第39章 男ってめんどくさい

ジリリリリ、ジリリリリ
ガチャ


悠)「はい、もしもし。万事屋銀ちゃんです」


沖)「もしもし、万事屋の娘かィ?」


悠)「あ、沖田さん。こんにちは。どうしたんですか?」


沖)「いやァ、実は依頼がありやして。大江戸スーパーの近くのバトルロイヤルに旦那と来てもらってもいいですかィ?」


悠)「わかりました。それじゃ、今すぐ向かいますね」



ガチャン。


あたしは沖田さんからの電話を切ると、ソファーで寝ている銀さんをゆすり起こす。


悠)「銀さん、銀さん。起きてください。珍しく依頼ができましたよ」


銀)「ん?依頼?誰だよ、こんなに気持ちよく寝てんのに依頼の電話してきた奴。もう、神楽と新八に頼んでおけばいいだろ」


悠)「今日、神楽ちゃんはお友達と遊びに行って、新八君はお通ちゃんのライブに行ってるので二人ともいないですよ」


銀)「マジかよ・・・はぁ。しゃァない。行くか」


銀さんは立ち上がると、着流しのシワを直す。


銀)「で、依頼主はどこに来いって?」


悠)「大江戸スーパーの近くのバトルロイヤルに来てほしいそうです」


銀)「そうか。そんじゃ行くぞ」


悠)「はい!!」


あたしが返事をすると、銀さんは頭をボリボリかきながら玄関に行く。


あ、依頼主さんが沖田さんって事言ってないけど・・・


まァ、いっか。


_________
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万事屋をでてバトルロイヤルにつくと、沖田さんが手を挙げて自分がいる席を教えてくれた。


銀)「え、なんで沖田君がいるの?」


悠)「なんでって、依頼主は沖田さんですよ」


銀)「は?なんでそれ早く言わなかったの悠ちゃん!?あんな奴の依頼受けたら俺らろくな目に合わないから!!帰んぞ」


銀さんはそういいながらあたしの腕を掴みバトルロイヤルを出ていこうとする。


悠)「ま、待ってください!!最近ホントにお金ないんですよ。この依頼逃したら今度いつ依頼が入ってくるか・・・それに沖田さんは公務員だからお金いっぱいもらえますよ!!」


あたしがそういうとピクッと銀さんは止まる。

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