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銀魂

第39章 男ってめんどくさい

悠)「わかりました、銀さん。でも、もし彼らが助けを求めて来たら助けましょうね。絶対」


あたしは銀さんの着流しをギュッと掴みながらいう。
すると、銀さんは「あぁ」と短く返事をするだけだった。


その後あたし達はまたミツバさんお病室行く。
どうやらもう蔵場さんは帰ったらしくミツバさんはなんだか寂しそうに窓を眺めていた。


そんなミツバさんにあたし達はお土産の激辛せんべいを渡してパイプ椅子に座るのだった。


ミ)「アラ、すごい。本当に依頼すれば何でもやってくれるのね」


銀)「万事屋だからな。オラ、あんま食いすぎるなよ。痔に障るぞ」


悠)「銀さん、ミツバさんに失礼な事言わないでください。ミツバさんが痔で昏倒したと思ってるんですか?」


あたしは銀さんをペチッと叩くと、ミツバさんとおしゃべりを始めた。


そんな中、銀さんがミツバさんのお見舞い品のバナナを勝手に手を取りむき始めた。


そして、ニヤリと笑いながらベットの下に目線をやる。


銀)「オイ、オメーもどうだ。バナナとかもあるけど」


?)「いえ、結構です。隠密活動の時は常にソーセージを携帯しているので」


そんな声が聞こえたと思ったら、ベットの下からヌッとソーセージを持った手が出てた。



この声もしかして・・・
イヤ、もしかしてじゃなくても・・・


あたしはパイプ椅子から降りてベットの下をのぞく。
そこには未だにアフロ姿の山崎さんが・・・


悠)「・・・山崎さん。こんな所でなにやってるんですか?」


山)「しまったァァァァァ!!」


山崎さんは隠密活動なのにあっさりあたし達にばれてしまった事に気が付き、声を上げる。


そんな山崎さんに銀さんは容赦なく蹴りを入れた。


銀)「あ、そうだ山崎。ちょいと話があるから俺と来い。因みに二人でな」



銀さんはそういうと山崎さんの首根っこを掴みどこかへ行ってしまった。


ミ)「あら、行ってしまったわね。悠さん、あなたは行かなくていいの?」


悠)「はい。なんか男2人で話したいみたいなので」


ミ)「そう・・・。それじゃぁあたし達は2人でガールズトークでもしましょうか」


悠)「はい!!」


あたしは勢いよく返事をすると、2人だけのガールズトークが始まった。

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