テキストサイズ

銀魂

第39章 男ってめんどくさい

ミ)「ゴホッ!!ゴホッ!!」


悠)「ミツバさん大丈夫ですか?今日はもう休んだ方が・・・身体にさわりますよ」


ミ)「ゴホッ!!大丈夫です・・・もうちょっと誰かとお話ししてたい・・・ゲホッ!!ゲホッ!!」


ポタ・・・ポタ・・・


ミツバさんがそういいながら咳をしたとたん、彼女の口から大量の血が出てきた。


それを見たあたしと銀さんは慌てる。


銀)「おい!!」


悠)「ミツバさん!!」


あたしはスグにベットの上の方にあるナースコールを押し、ナースを呼ぶ。


そして、ミツバさんは集中治療室へと運ばれたのだった。



________
____________



ミツバさんが集中治療室に運ばれてから数十分後、すぐに近藤さんと沖田さんが病院に駆け付けた。


そして、今は夜中。
あたしと沖田さんは休むことなく集中治療室の窓からミツバさんの様子をうかがっている。


近)「総悟、娘。お前らもいいかげん休め。全然寝てねーじゃねーか。俺と交代!!俺、寝てきたから」



沖)「くま」


近)「・・・これはメイクだ」


悠)「とても芸術的なメイクですね」


近)「まァな・・・それにしてもいいな。あいつはノー天気で。つか、なんでいるの?」


近藤さんはベンチで座っている銀さんを見ながら呆れ口調で言う。


悠)「ホント、すみません・・・」


あたしは近藤さんに申訳なくなり頭を下げる。


すると、近藤さんは気にするなとでも言うようにあたしの頭をポンポンとなでた。


近)「そういやァ、総悟。お前、トシと派手にやり合ったそうだな。珍しーな。お前が負けるなんて」


沖)「・・・今は野郎の話はやめてくだせェ」


近)「詳しくは教えてくれんかったが、言ってたぞ。今のお前には負ける気がせんと」


沖)「やめろって言ってるんでェ!!」


悠)「っ・・・」


あたしは沖田さんが突然大声を出したことに体をビクつかせる。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ