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銀魂

第39章 男ってめんどくさい

銀)「それで、お前はどうする」

あたし?
あたしは・・・


悠)「あたしは・・・行きません。ここでミツバさんを見守っています」


銀)「そうか」


銀さんはそういうと優しく微笑みながらあたしの頭をポンポンとなでた。


悠)「でも・・・約束してください。絶対に帰ってくると。ミツバさんのお迎えがくる前に・・・」


あたしは2人に小指を差し出す。
2人はその小指に自分たちの小指を絡めギュッと力を入れた。


そして、2人は小指を話すと行ってしまった。


後ろを振り返らないで・・・



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~free side~


『ワァァァァァァ!!』


ここは江戸の外れにある港。


現在この港では『転海屋 蔵場当馬』が攘夷志士と違法取引をしようとしている。
そこに真選組がおしよせ、いたるところから怒鳴り声や、刀がぶつかる音、銃声の音が鳴り響いていた。


真選組、土方十四郎は攘夷志士に囲まれながら蔵場当馬を睨みつける。


蔵)「残念です。ミツバも悲しむでしょう。古い友人を亡くす事になるとは」


蔵場はコンテナから土方を見る・


蔵)「あなた達とは仲良くやっていきたかったのですよ。あの真選組の後ろ盾を得られれば自由に商いがでいるというもの。そのために縁者に近づき、縁談までもうけたというのに・・・まさかあのような病持ちとは。姉を握れば総悟君は御しやすいと踏んでおりましたが、医者の話ではもう長くないと言う事。非常に残念な話しだ」


土)「・・・ハナから俺達抱き込むためにアイツを利用するつもりだったのかよ」


蔵)「愛していましたよ。商人は利を生むものは愛する。ただし・・・








道具としてですが。
あのような欠陥品に人並の幸せを与えてやったんです。感謝して欲しいくらいですよ」


土方は蔵場の話を聞きながら煙草を口にくわえ煙草をつけた。


そして、先日沖田と手合わせをしたとき、彼が切なげに言った言葉を思い出した。

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