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土方は驚き部下をぶっ叩いた本人を見る。


それはバイクに乗った銀時だった。


土）「て、てめっ！！」


銀時はチラッと土方を見ると、懐から『激辛せんべい』と書いてある袋を出し彼に渡した。


そして、もっている木刀を車のタイヤにつき刺した。


銀）「安心しな。せんべえ買いに来ただけさ。てめーらで届けてやりな。そのほうがあいつも喜ぶだろ」


土）「（てめーら？）」


土方はその言葉に違和感を感じふと前を見る。


するとそこのは何も迷いのな顔をした沖田がたっていた。


土方は沖田の顔を見て察し自分も車の上から降り、銀時とは反対のタイヤに刀を差した。


ガガガガガ！！


車は今にでも壊れそうな音を立てながら沖田の方へと進んでいく。


そして、沖田の前に車が通過しようとした瞬間・・・









キャシン！！



ドゴォォォォォォン！！





沖田は素早く腰から刀を抜き車を縦にぶった斬った。


斬られた車はそのままドォン！！と音を立てて爆発した。



そんな車を沖田は少し悲しそうな瞳で見詰めていた。


～free　side　End～


あたしがミツバさんを見守ってどの位立ったのだろう。


まだ銀さん達は帰ってこない。


それに対してミツバさんの状態はどんどん悪くなっていくばかり。


悠）「ミツバさん・・・」


あたしは思わず彼女の名前を呼ぶ。


すると、微かだけどミツバさんの手があたしを呼ぶように動いた。


それにお医者さんも気が付いたようであたしを集中治療室に入れてくれた。


悠）「ミツバさん・・・」


ミ）「ゆ・・・う・・・ちゃん・・・」


ミツバさんはあたしに必死に手を伸ばす。


あたしはその手を力強く握った。


ミ）「少しだけだけど・・・あなたと一緒に色々な所に行けて・・・いっぱいお話ができて・・・楽しかったわ・・・」



悠）「あたしも・・・あたしもミツバさんと出会えて・・・とても楽しかったです・・・」


あたしはミツバさんの弱々しい声を聴いて思わず涙ぐんでしまう。