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銀魂

第2章 天然パーマに悪い奴はいない

銀)「大体バイトクビになったくらいでカダカダうるせーんだよお前」


?)「何言ってんだ‼︎今時侍雇ってくれる所なんて無いんだぞ‼︎明日からどうやって生きていけばいいんだよチクショー‼︎」


男の子はそう言いながら手に持っている木刀を振りかざす。


ヤバい‼︎
このままだと木刀が当たる‼︎


私は無意識のうちに身構えた。


だが…


キィィィ‼︎


ゴキッ


?)「うっ‼︎」


バイクが急に止まり、男の子の唸り声が聞こた。


その代わりと言ってはなんだが私には殴られた痛みがこなかった。


どうやら銀さんがいきなりバイクを止めた反動で男の子にブチ当たり、男の子はあまりの痛さに地面に転がっていた。


銀)「ギャーギャーやかましいんだよ腐れメガネ‼︎そんな木刀なんか振り回してもし悠に当たったらどうしてくれんだ‼︎それとなぁ世の中にはダンボールをマイホームと呼んで暮らしてる侍もいんだよ‼︎お前そーゆーポジティブな生き方できねーのか⁉︎」


新)「あんたポジティブの意味わかってんのか⁉︎」



2人は道のど真ん中でギャァギャァ言い争う。


悠)「ちょ、ちょっと二人とも…」


そんな私は2人を止めようとする。


その時向かいの大江戸スーパーから綺麗なお姉さんが出てきてこちらに向かって歩いてきた。


?)「あら新ちゃん。こんな所でなにやっているの?お仕事は?」


新)「げっ姉上‼︎」


え?
この綺麗なお姉さん男の子のお姉さんなの⁉︎
全然似てない。


いいな。
こんな綺麗なお姉さんがいて…


私は綺麗なお姉さんを見てそう思う。


だけどもその思いは一瞬にして無くなった。


?)「仕事もせんと何プラプラしとんじゃワレボケェェ‼︎」


新)「グフゥ‼︎」


なんとお姉さんが男の子を飛び蹴りしたのだ。


?)「今月どれだけピンチかわかってんのかてめーはコラァ‼︎あんたのチンカスみたいな給料もウチには必要なんだよ」


お姉さんは男の子をボコボコにする。


ヤバいよ。
このままだと男の子殺られちゃうかもしれない。
いや、完璧に殺られる。
止めなきゃ‼︎


でも今あの中に入ったら私も殺られる。
ど、どうしよう…。

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