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銀魂

第13章 困った時は笑っとけ笑っとけ

悠)「坂本さん‼︎あれですか⁉︎」


坂)「おぉー‼︎それじゃ‼︎でかした‼︎後はワシに任せ…うェぷ‼︎」


悠)「ギャーー‼︎坂本さんんん⁉︎」


坂本さんは船酔いでもしたのだろうか、いきなりゲロを吐き出した。


悠)「坂本さん船好きじゃなかったんですか⁉︎思いっきり船酔いしてますよね⁉︎」


坂)「イヤ、船は好きじゃけれども船に弱くての〜ウップ…」


悠)「何その複雑な愛憎模様⁉︎」


坂)「そな事言われても好きなもんは好きじゃき。それより早く舵をとらねば…」


坂本さんはフラッフラになりながら舵の方に歩く。


こ、この人ホントにこんな状態で舵なんてして大丈夫なの?
なんか、フラッフラになりすぎてそこら辺に落ちてる瓦礫に躓いてこけて舵とか壊しちゃいそう…。


坂)「さ〜て、舵をとるかのォ。グワッペ‼︎」


ボキッ‼︎


坂本さんは案の定私の思っていた通りにこけて舵を壊してしまった。


悠)「本当にやっちゃったよぉぉ‼︎」


坂)「アッハッハッハッ‼︎どうしようハッハッハッ‼︎」


坂本さんは取れた舵を片手で持ちながら豪快に笑う。


銀)「アッハッハッハッじゃねーよ‼︎あぁぁぁぁ‼︎」


船はそのままよくわからない星へ不時着してしまった。


不時着してから私達は新八君と神楽ちゃんと合流し船の外に出てる。


坂)「アッハッハッハッ何とか助かったじゃきに〜」


銀)「助かっただァ?これのどこが助かったってんだよ…」


銀さんは遠くを見ながら言う。


船が不時着した星は砂以外何にもなくとても暑い星だった。


銀)「こんな一面ババアの肌みてーな星に不時着しちまってどうしろってんだ?なんで太陽二つもあんだよコノヤロー。大体テメーが舵折らなきゃこんなことにはならなかったんだぞ」


坂)「アッハッハッハッそんな何時間も前の事なんか忘れたぜよ。男は前だけ見て生きてくもんろー」


銀)「なーにすっとぼけてんだ‼︎コノ毛玉ァ‼︎」


銀さんは坂本さんの適当な返しに怒り怒鳴り散らす。

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