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銀魂

第14章 事件は悪い奴が起こすんじゃない はしゃぎすぎた奴が起こすんだ

銀)「…え?これが平賀さん?」


銀さんがそう呟くとロボットは銀さんの頭を掴み持ち上げた。


銀)「いだだだだ‼︎頭取れる‼︎頭取れるって平賀さん‼︎」


悠)「ぎ、銀さん‼︎」


新)「やめろォォ平賀さん‼︎」


?)「たわけ。平賀は俺だ」


私と新八君がロボットを止めようとしていると声が聞こえそちらを向く。


そこにはゴーグルをつけ作業着を着たおじさんが立っていた。


平)「人んちの前でギャーギャー騒ぎあがってクソガキども。少しは近所の迷惑も考えんかァァァァァ‼︎」


お登勢)「そりゃテメーだクソジジィ‼︎テメーの奏でる騒音のおかげで近所の奴はみんなガシャコンノイローゼなんだよ‼︎」


平)「ガシャコンなんて騒音奏でた覚えはねェ⁉︎『ガシャッウィーンガシャン』だ‼︎」


悠)「どっちも同じじゃないそれ」


お登勢)「源外、アンタもいい歳してんだからいい加減静かに生きなさいよ。あんな訳のわからんもんばっか作って「カラクリ」に老後の面倒でも見てもらうつもりかい」


平)「うっせーよババア‼︎何度こよーが俺ァ工場はたたまねぇ‼︎帰れ‼︎オイ、三郎‼︎こいつらを力ずくで追い出せ‼︎」


三)「御意」


三郎と呼ばれたロボットは銀さんをぶっんと振り回し何故か平賀さんにぶつけた。



銀・平)『ぬぉぉぉぉぉぉ‼︎』


2人は倒れる。


お登勢)「悠、新八今だよ‼︎あのクソ親父捕まえな‼︎」


悠・新)『はい‼︎』


私と新八君は平賀さんを捕まえると家の柱に縛り上げた。


そして家の中にあるロボット達を近くの河原まで運んだ。


ガシャン。


銀)「これてヨシと。ここならいくら騒いでも大丈夫だろ。好きなだけやりな」


平)「好きなだけってお前…みんなバラバラなんですけと…何てことしてくれたんだテメーら」


神)「大丈夫だヨ。三郎は大丈夫アル」


三)「御意」


平)「御意じゃねーよ‼︎なんか形違うぞ‼︎腕ねーじゃん‼︎腕‼︎あぁぁぁどーすんだ‼︎これじゃ祭りに間に合わなねーよ‼︎」


平賀さんは膝から崩れ落ち嘆く。


悠・銀・新)『祭り?』


平)「3日後鎖国解禁二十周年の祭典がターミナルで行われんだよ。それに珍しく将軍様も出てくるらしくてよォ。そこで俺のカラクリ芸を披露するよう幕府から命がくだってんだよ」

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