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銀魂

第14章 事件は悪い奴が起こすんじゃない はしゃぎすぎた奴が起こすんだ

平)「最後のメンテナンスがあんだよ。邪魔だから祭りでもどこでもいってこい」


平賀さん…


私は平賀さんの不器用な優しさに微笑む。


それは新八君や神楽ちゃんもそうだった。


新)「ありがとう平賀さん‼︎」


神)「銀ちゃん早く早く‼︎」


悠)「あ、待ってみんな‼︎」


私は先に行ってしまった新八君達を追いかける。


ガシャン‼︎ガシャン‼︎


あれ?
なんか後ろから機械音がする。


私は走りながら後ろを振り向く。


平)「ちょ…お前はダメだって‼︎三郎ォォ‼︎」


なんとロボットの三郎も私達と同様お祭りに行きたいらしく私達を追いかけてきていた。


それを必死に止める平賀さん。


だが結局ロボットの力には勝てなくてみんなでお祭りに行く事になった。


ワイワイワイ。


平)「…フン。妙なもんだな。なんだか三郎も楽しそーに見えるわ」


平賀さんは神楽ちゃんを肩車している三郎を見て言う。


因みに私はと銀さん、そして平賀さんは屋台のテーブル付きの焼き鳥屋さんにいる。


銀)「そりゃぁいつも険しい顔したジジイといる時よりは楽しそうだろ」


三)「フン…息子と同じよーな事言いよる」


悠)「息子?平賀さん息子さんいたんですか?」


平)「もう死んじまったがな。勝手に戦に出て勝手にしんじまったよ。俺に劣らずカラクリ好きな奴でよ。あぶねーって言ってんのに勝手に工場にきて機械弄り回すクソガキだった…」


平賀さんは飲んでいたお酒をコトッとおく。


平)「あの頃は発明なっんつっても鳴かず飛ばずでジリ貧だったがよォ今にして思えば1番あの頃が楽しかったかもしれねーな。昔は何も考えずただ好きだからカラクリいじくりまわしてたが江戸一番の発明だとか言われだしてからかは俺にとって何かを得る手段になっちまった。息子の野郎はそんな俺に反発して出てっちまったよ。それっきりだ。…そういやお登勢から聞いたがテメーも戦出てたんだってな」


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