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銀魂

第2章 天然パーマに悪い奴はいない

銀)「オーイ借金か。オメーらガキのくせにデンジャラスな世渡りしてんな」


新)「違う‼︎僕たちが作ったんじゃない‼︎父上が」


妙)「新ちゃん‼︎」


天1)「何をごちゃごちゃ抜かしとんねん‼︎早よ金持ってこんかいボケェェェ‼︎」


痺れを切らした天人が怒鳴り始めた。


天1)「こっちはお前らのオトンの代からずっと待っとんねん‼︎もォー禿げるわ‼︎金払えんときはこの道場売り飛ばすゆーて約束したよな‼︎あの約束守ってもらおうか‼︎」


え?そんな約束したの⁉︎
お父さんが残した道場だから今まで頑張ってきのに⁉︎

だとしたらその約束はあまりにも酷すぎる‼︎


悠)「ちょ、ちょっと待ってください‼︎そんなのあんまりですよ‼︎もう少し待つことは出来ないんですか⁉︎」


天1)「待てないって何回ゆーたらわかるんや‼︎まぁワシはお前さん達が出稼ぎして体で払うって言うなら道場売り飛ばすのも考えたるがな」


体で払う…?
どういうこと?


天人はニヤニヤしながら懐から一枚の紙を取り出した。


天1)「ワシなァ最近新しい商売始めたねん。『ノーパンしゃぶしゃぶ天国』ゆーねん」


新)「ノーパンしゃぶしゃぶだとォォ⁉︎」


ノーパンしゃぶしゃぶ?
何それ?
ノーパンでしゃぶしゃぶして何が楽しいの?


私は頭の中にいっぱいはてなを浮かべる。


天1)「簡単にゆーたら空飛ぶ遊郭や。今の江戸じゃぁ遊郭なんぞ禁止されとる。だが空の上なら役人の目は届かんやりたい放題や」


天人はいやらしく笑う。


天1)「いろんな星のべっぴんさん集めとったんやけどあんたやったら大歓迎やで。どないする?」


新)「ふざけるな‼︎そんなのに行くわけないだろ‼︎ねぇ姉上‼︎」


新八君はお妙さん見る。


妙)「…いくわ」


新)「え?エエエエエエエエ⁉︎」


お妙さんから思いがけない言葉が出て新八君は大声を出す。


新)「ちょ…姉上ェ‼︎なんでそこまで…もう良いじゃないかネェ‼︎姉上‼︎」


妙)「ねぇ新ちゃん」


お妙さんは静かに新八君に語り出した。

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