テキストサイズ

銀魂

第15章 コンプレックスがデカイ奴は成す仕事もデカイ

沖)「土方さん、こいつは・・・アレ?」

沖田さんが不思議そうな声を出しそれにつられてあたしも土方さんを見た。


そこには大きな壺に入ろうとしている土方さんの姿があった。


沖)「土方さん何をやってるんですかィ」


土)「いや、あの、マヨネーズ王国の入口が・・・」



そう言う事か。
この2人幽霊が怖いのか・・・


それを察したのはあたしだけではなく神楽ちゃん達も同じようで銀さん達に冷たい視線を送る。


そして近藤さんの部屋を去ろうと2人に背を向けた。


銀)「待て待て待て!!コイツはそうかもしれねーが俺は違うぞ!!」


土)「ビビってんのはお前だろ!!俺はただ胎内回帰願望があるだけだ!!」


神)「わかった、わかった。ムー大陸でもマヨネーズ王国でもどこでもいけよクソガ」


銀・土)『なんだそのさげすんだ目は!!』


銀さんと土方さんは同時にツッコむ。


だがそんな事どうでもよかった。


あたしは2人の背後に居る人を見て固まる。


銀)「おいおい、どうしたんだ悠。お前まで銀さんを騙そうって言う・・・新・神・沖)『ギャァァァァァ!』


新八君達は2人の背後の人に気がつくとすぐさま部屋を出て逃げ出す。


だが、あたしは腰を抜かして動けなかった。


銀)「ったく手の込んだ嫌がらせを・・・悠もそんな事してねーで帰ェるぞ」


悠)「ぎ・・・銀さん、土方さん。後・・・」


あたしは震えながら2人の後ろを指差す。


銀・土『ん?』


2人は振り向く。


その先には髪の毛が長い女が上から垂れ下がって見ていた。


銀・土)『こ、こんばんわ~』


2人は女の人に何故か挨拶をする。


そして・・・


銀・土)『ギャァァァァ!!』


逃げた。


あたしも2人について行く形で逃げる。


銀)「ア、アレ?ちょっと待て。なんか後重たくね?」


悠)「言われてみれば確かに。もしかしたら背中に何か乗ってるのかもしれませんよ!!」


土)「しらん!!俺は知らん!!」


土方さんは目をつぶりながら知らないふりをする。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ