二面性*マクガフィン
第1章 プロローグ
5人しかいない教室。
皆が黙ると、自然と静寂に包まれた。
「なあ、屋上行かね?」
いきなり声を発し、立ち上がった潤。
「あぁー!!俺も同じこと考えてた!」
雅紀も同じく立ち上がる。
そして背伸び、腕を天井に伸ばしながら、
「行こーよ!」
その言葉に他の方々も反応した。
ニノはゲームの手をピコピコ動かしながら
立ち上がる。
「あそこ、落ち着きますよね…」
パタッ…とゲームを閉じ、
「いいですよ、行きましょう…」
「いや、ニノはゲームしてるだけじゃんか…w」
微笑を浮かべながらニノを見つめた翔。
本を閉じ、自分も立ち上がった。
「よし!行こーぜ」
手をポケットに突っ込んで教室を出た。
他の人も、彼に続いて歩き始め…た。
が、雅紀だけは、ドアから出る際、なぜか静止した。
「…………あ!しまった!」
声を上げると、トットットッ……と、あるところで止まったのである。
「リーダー!!起きてー!!」
どうやら雅紀以外、この人の存在を忘れているようだ。
「……………ンン……」
「リーダー!!」
と、体をゆすって起こそうとするも…
「………………」
反応なし。
雅紀は ハァ…とため息をついた。
皆が黙ると、自然と静寂に包まれた。
「なあ、屋上行かね?」
いきなり声を発し、立ち上がった潤。
「あぁー!!俺も同じこと考えてた!」
雅紀も同じく立ち上がる。
そして背伸び、腕を天井に伸ばしながら、
「行こーよ!」
その言葉に他の方々も反応した。
ニノはゲームの手をピコピコ動かしながら
立ち上がる。
「あそこ、落ち着きますよね…」
パタッ…とゲームを閉じ、
「いいですよ、行きましょう…」
「いや、ニノはゲームしてるだけじゃんか…w」
微笑を浮かべながらニノを見つめた翔。
本を閉じ、自分も立ち上がった。
「よし!行こーぜ」
手をポケットに突っ込んで教室を出た。
他の人も、彼に続いて歩き始め…た。
が、雅紀だけは、ドアから出る際、なぜか静止した。
「…………あ!しまった!」
声を上げると、トットットッ……と、あるところで止まったのである。
「リーダー!!起きてー!!」
どうやら雅紀以外、この人の存在を忘れているようだ。
「……………ンン……」
「リーダー!!」
と、体をゆすって起こそうとするも…
「………………」
反応なし。
雅紀は ハァ…とため息をついた。