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embrasse-moi

第3章 今日は遅い私と、

メールを書き上げている途中、ふと気が付いた。




こんなに遅くにメールして、大丈夫かな?


「んー、どうしよう」


返信をしないと心配させてしまうだろうし、返信して気が利かないとも思われたくない。




悩んだ末、返信を送ることにした。


良太さんは優しいから、と心の中で少し言い訳。



“おつかれ様です。
返信遅れてすいません。実は急に新入社員の歓迎会が入ってしまい、ついさっきまで飲んでました。
明日のメール、楽しみにしています。
返信は明日で結構ですので。それでは、おやすみなさい。”



「ふう…」


渚はメールを書き上げるとすぐに送信し、シャワーを浴びた。



風呂から出るともう1時を回っていたが、念のためメールの受信箱をチェック。


新しいメールは届いていない。



明日は休日だからとりあえず、ゆっくり休もう。


入ったベッドの中で溢れてきた、がっかりした気持ちと溜め息には気付かないふりをした。
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