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「これは・・・これは取れても無駄なんで、望だけ連れてってやってください。」

「なんで？照史も一緒に行かな！」

「俺と淳太君と濱ちゃんにはここから離れられへんようにこれがつけられてるねん。」

俺は2人にもこの首輪のことを話した。

「これを外すには4桁の暗証番号が必要らしいんですけど、俺らも誰が知ってるのか知らないんです。」

「それもゲームってか。」

「え？」

「何人か数字の紙を持ってるやつも見つけたけど、どれも3桁だったんだよ。たぶん、4桁を持ってるヤツもいるんだと思うよ。」

ゲームって、そういうことなんや・・・。

「大丈夫。俺らのメンバーにそんなの使わずにそれを外せるヤツがいるから。」

「うるさい・・・」

「？」

「早く・・・薬出してや・・・早く・・・！」