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第17章 Side Tatsuya

後ろから来たのはカメだった。

慌てて聖がカメよりも奥の方へ走る。

俺も力を入れておく。

カメが力を使う気なのは歴然としているから。

「強硬手段で悪いが、いろいろと事情があるみたいなんだ。」

カメが俺にしか聞こえないような声で言った。

次の瞬間2人は床に倒れこんだ。

「聖、もういいよ。」

「お前、ちょっと力使いすぎじゃねぇか?」

「大丈夫。」

「でもなんで、使ったの?俺と聖でやれたのに。」

「こいつらも実験体みたいだから。」

「え?」

「それ、誰の情報?」

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