無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「シゲ！神ちゃん！」

カメが来た方から1人背の高い人が走ってきた。

「田口が見つけた部屋にいた濱田君。室君と連絡をとってた、俺らと同類の人。」

「記憶を読む力だっけ？」

「そう。で、田口が見つけた部屋にこの子とあと2人いて、1人は薬物を使われてる子だったんだけど、濱田君がその子の服から記憶を読んでこの2人だけ違うことをさせられてる、って知ったの。」

記憶を読む力、すげえな・・・。

「でね、面白いのが、濱田君がつけられてた首輪なんだけどさ。」

「首輪？」

「力が使えなくなる首輪なんだよ。」

「どういうこと？」

「ま、詳しくは中丸に聞いて。とりあえずこの子たち運ぼ。」

「そうだな。」

首輪の話もすっげー気になるけど、今はこの2人を安全なところに運ばないと。