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「じゃあ、今は薬を使われてたのは1人だけなんだね？」

「はい。今から赤西が往復して残りの3人も迎えに行ってくれます。」

「とりあえずその1人から検査していこうか。どの子？」

「あ、俺らが連れて行くんで、先行っててもらって大丈夫ですよ！」

「そうだね。いきなり知らない人が行ったら怖いだろうし。」

「いや、そういうわけじゃ・・・」

「いいよいいよ。じゃ、こっちの部屋なんで。」

「はい。」

話が終わったらしい。

龍太君と文一君がこっちに来てくれて、さっきの先生の後ろについていく。

「広っ・・・」

「病院って、こんなに広いん・・・？」

照史君と濱ちゃんがキョロキョロしながら後ろで喋る。