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第20章 Another Side 6

「まあ、こんなおっても邪魔なだけやし、俺と龍太は出るつもりやったけど。」

「それは言えてる。いっぱいおってもな。」

え?

みんな出ていくん?

俺、1人?

そんなん耐えれへんって。

「じゃ、俺だけ残るわ。シゲ1人にしたないし。」

そっと淳太君が俺の手を握る。

知らん間に淳太君の服の裾を握ってたみたい。

「うん。じゃ、淳太君にシゲ任せて、俺らは外で待っとこか。」

そう言って4人は待合室の方へ行った。

部屋には俺と淳太君だけになる。

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