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第20章 Another Side 6

「すみません!よし、じゃあ、始めようか。」

「お願いします。」

「まず、大体でいいから服用してた薬を教えてもらってもいい?」

「えっと、俺が聞いてたのは知能を上げる薬っていうのと、それを助ける薬の2つです。」

「どのくらいの頻度で飲んでた?」

「1日2回です。」

「うーん・・・それに麻薬成分が含まれてたら君も中毒になっててもおかしくないね。」

「え・・・」

俺も?

「でも、頭痛くなったりしたことは・・・」

いや、まったくなかったこともない。

時々めっちゃ頭痛がくることもあった。

でも、それは薬を飲んだら・・・

「薬飲んで治るのは、アカン方ですか?」

「うん・・・おそらくそれはさらに強い麻薬でごまかしてるだけだからね。」

「そんな・・・」

ずっと俺は大丈夫やと思ってた。

「もしかしたら今も頭痛が襲ってくるかもしれない。でもここではそんな危ない薬は使わないから一気に痛みがなくなることはないと思ってほしい。」

「はい。」

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