cartoon association 2
第4章 Side Kazuya
"聞こえますか?”
え?
「今喋ったの誰?」
「しー!」
田口が楽しそうに口に人差し指当ててる。
お前は子どもか!
「何?誰も喋ってないけど?」
そう。誰の口も動いてないのに頭の中から声が聞こえた。
"僕はこうやって力を持つ者と喋らずにコミュニケーションをとることができます。”
ってことは、どちらかが俺らと同じ、特別な力を持ってるってこと?
「室君が特別な力を持ってるんだよ!」
小さく室君がうなずいた。
「ねえ、だから何の力?」
中丸が早く言え、とでも言うような口調になってる。
そりゃ、今ここで中丸だけが仲間外れみたいになってるもんね。
え?
「今喋ったの誰?」
「しー!」
田口が楽しそうに口に人差し指当ててる。
お前は子どもか!
「何?誰も喋ってないけど?」
そう。誰の口も動いてないのに頭の中から声が聞こえた。
"僕はこうやって力を持つ者と喋らずにコミュニケーションをとることができます。”
ってことは、どちらかが俺らと同じ、特別な力を持ってるってこと?
「室君が特別な力を持ってるんだよ!」
小さく室君がうなずいた。
「ねえ、だから何の力?」
中丸が早く言え、とでも言うような口調になってる。
そりゃ、今ここで中丸だけが仲間外れみたいになってるもんね。