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「僕の力は特別な力を持つ者たちと意思を通じ合える能力です。」

「行方不明になったヤツらの中にも特別な力を持ってるヤツがいるんです。」

「じゃあ、連絡を取り合うことはできてるんだ？」

「正確には、僕からしか発信できないので、一方的にですが、一応は。」

ん？もうなんか、依頼の内容に入ってない？

「中丸、ちゃんと確認してないけど・・・」

「あ、そうだな。」

「確認？」

「俺らは基本的に正体不明の義賊ってことで名が通ってる。こうやって依頼人と会うなんてこれが初めてと言ってもいい。」

2人は真剣に中丸の言葉を聞いてる。

実際これが依頼人と会うのは初めてだと思う。

「だから、この先、何があっても俺らのことは一切口外しないでほしい。」

「もちろんです！」

「僕らもそんなアホじゃありません。ちゃんと助け出してもらえるのなら、なんでもします。」

2人からはちゃんと良い返事が返ってきた。