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第10章 Another Side 3

「まあ、いい。お前らにも罰は受けてもらわなきゃいけないんだから、一緒に済ませてやろう。」

「?」

一緒に・・・?

「あいつらに殴られるトコ、見せたことねぇよな?」

イヤな予感しかしいひん。

「事情聴取だ。行くぞ。」

まだ痛みがおさまっていないだろう、照史の首元をつかんで外へ連れて行った。

「照史!」

俺らもついていかざるをえない。

外にはそいつのほかにも施設の人たちが俺らを連れていくために待機していた。

いつものように、首輪に鎖がつけられる。

歩いた先にはあの子らがいる場所。

「さっさと歩け!」

「っ・・!」

気が進まないからか、重い足。

でも進まなければ背中を蹴られたり、足を蹴られたりする。

分かってるのに、足はゆっくりとしか動かない。

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