マシュマロボイス
第9章 今を動かす気持ち
(相葉side)
嬉しくって、涙が溢れた。
でもその姿を二宮君に見せるのが、
すっごく恥ずかしかったから
ギューって、強く抱き締めた。
「もー、どうしたの?」
さっきまで泣いてた二宮君が、
俺を宥めてくれてる。
「……何でも、にゃい」
噛んだことが恥ずかしくて、
肩に真っ赤になった顔を埋めた。
「ふふっ、何?泣いてるの?」
“涙声”って気づかれて、
もっと恥ずかしくなった。
高校生にもなって……。
「もぅ、苦しいって」
「んーん、嫌だ」
涙でぐちゃぐちゃの顔なんて、
二宮君に見せられない。
さっきの涙でぐちゃぐちゃの
二宮君は、可愛かったけど。
俺は可愛くないから。
カッコよくもないから。
「相葉、一回…離そうか」
「んーん、嫌だ」
そんなやり取りを何回もしたお陰なのか涙も退いてきた。
「んー、離せっていってるだろー」
痺れを切らした二宮君が、
俺に抱きつかれたまま頬をむにって
摘ままれた。
「っぃて、いててっ!」
嬉しくって、涙が溢れた。
でもその姿を二宮君に見せるのが、
すっごく恥ずかしかったから
ギューって、強く抱き締めた。
「もー、どうしたの?」
さっきまで泣いてた二宮君が、
俺を宥めてくれてる。
「……何でも、にゃい」
噛んだことが恥ずかしくて、
肩に真っ赤になった顔を埋めた。
「ふふっ、何?泣いてるの?」
“涙声”って気づかれて、
もっと恥ずかしくなった。
高校生にもなって……。
「もぅ、苦しいって」
「んーん、嫌だ」
涙でぐちゃぐちゃの顔なんて、
二宮君に見せられない。
さっきの涙でぐちゃぐちゃの
二宮君は、可愛かったけど。
俺は可愛くないから。
カッコよくもないから。
「相葉、一回…離そうか」
「んーん、嫌だ」
そんなやり取りを何回もしたお陰なのか涙も退いてきた。
「んー、離せっていってるだろー」
痺れを切らした二宮君が、
俺に抱きつかれたまま頬をむにって
摘ままれた。
「っぃて、いててっ!」