マシュマロボイス
第10章 残り一時間
「俺、どうしたらいいかな…」
『…』
「潤君も意味深なこと言ってたし…」
『大丈夫だよ。二宮君なら大丈夫』
「なんで?」
『だって、俺とか翔ちゃん、大野、潤君がいるじゃん』
そっか。
今の俺には友達が、
潤君だけじゃないんだ。
『だから、安心していいんだよ』
「うん」
相葉の言葉に素直に頷けた。
『あ、翔ちゃんに頼まれたんだけど』
電話越しにガサガサって音がした。
『二宮君の唄を他に知ってる人いる?』
「俺の唄?えっと…相葉と櫻井と…」
『潤君と大野だね』
「うん」
“フクロウ”ってこの四人の誰か?
『お母さんとかは?』
「あ、知ってるよ」
『やっぱり…』
「“やっぱり”?」
『翔ちゃんが言ってたんだ。
もしかしたら肉親かもしれないって』
俺の母親が“フクロウ”?
「え?母さんだったら、何のためにそんなことするの?」
証拠はないとしても、動機が見えない。
『それは、わからないよ』
翔ちゃんに頼まれたから、
と付け足した。
『…』
「潤君も意味深なこと言ってたし…」
『大丈夫だよ。二宮君なら大丈夫』
「なんで?」
『だって、俺とか翔ちゃん、大野、潤君がいるじゃん』
そっか。
今の俺には友達が、
潤君だけじゃないんだ。
『だから、安心していいんだよ』
「うん」
相葉の言葉に素直に頷けた。
『あ、翔ちゃんに頼まれたんだけど』
電話越しにガサガサって音がした。
『二宮君の唄を他に知ってる人いる?』
「俺の唄?えっと…相葉と櫻井と…」
『潤君と大野だね』
「うん」
“フクロウ”ってこの四人の誰か?
『お母さんとかは?』
「あ、知ってるよ」
『やっぱり…』
「“やっぱり”?」
『翔ちゃんが言ってたんだ。
もしかしたら肉親かもしれないって』
俺の母親が“フクロウ”?
「え?母さんだったら、何のためにそんなことするの?」
証拠はないとしても、動機が見えない。
『それは、わからないよ』
翔ちゃんに頼まれたから、
と付け足した。