マシュマロボイス
第10章 残り一時間
母さんとは気まずいまま、
学校に向かった。
「二宮君、おはよ」
後ろから声を掛けてくれたのは、
相葉だ。
「相葉…おはよ」
安心しちゃって、頬が緩んだ。
「昨日、大丈夫だった?」
「え?」
「翔ちゃんから聞いたの。お母さんに聞いたんでしょ?」
「う、ん…」
相葉は櫻井のことを、信頼してる。
だから話に櫻井が出てくるのは仕方がないと思うんだ。
けど…やっぱ妬ける。
「どうだったの?」
「何も答えてくれなかった」
「そっか…」
「うん」
重く流れる沈黙。
「今度、翔ちゃんが二宮君の家に遊びに行きたいってさ」
「え、なんで?」
相葉に言わないで、直接俺に言えばいいのに。
「わからない。翔ちゃんが二宮君に直接言うんじゃない?」
「…そっか」
妬けるなあ。
櫻井の話ばっかりして。
……我慢我慢。
俺より櫻井の方が相葉と過ごしてるんだから。
「あ、二宮」
「櫻井、おはよ」
「はよ。」
櫻井は未だに、相葉が好きらしい。
学校に向かった。
「二宮君、おはよ」
後ろから声を掛けてくれたのは、
相葉だ。
「相葉…おはよ」
安心しちゃって、頬が緩んだ。
「昨日、大丈夫だった?」
「え?」
「翔ちゃんから聞いたの。お母さんに聞いたんでしょ?」
「う、ん…」
相葉は櫻井のことを、信頼してる。
だから話に櫻井が出てくるのは仕方がないと思うんだ。
けど…やっぱ妬ける。
「どうだったの?」
「何も答えてくれなかった」
「そっか…」
「うん」
重く流れる沈黙。
「今度、翔ちゃんが二宮君の家に遊びに行きたいってさ」
「え、なんで?」
相葉に言わないで、直接俺に言えばいいのに。
「わからない。翔ちゃんが二宮君に直接言うんじゃない?」
「…そっか」
妬けるなあ。
櫻井の話ばっかりして。
……我慢我慢。
俺より櫻井の方が相葉と過ごしてるんだから。
「あ、二宮」
「櫻井、おはよ」
「はよ。」
櫻井は未だに、相葉が好きらしい。