マシュマロボイス
第11章 太陽と星が導くstory
「だから…ごめんなさい。フクロウも私なの」
駄目だ。
もう、疲れちゃった。
「そう。もう、いいよ」
「二宮君?」
「どうでもいいや」
母さんは、
フクロウを使って俺と翔を近付けてこの瞬間が訪れる日を待っていたんだ。
そんな遠回しの手なんて使わないで、
ハッキリ言えばいいのに。
「本当に…ごめんなさい」
「謝んないでよ」
そんなに謝られても困る。
「俺と兄弟って知ってたんだろ」
言葉に刺があるのはわかってる。
けど、止められない。
「知らなかった。今日初めて知った」
「二宮君、俺も知らなかった」
隣の相葉も母さんの味方なの?
誰も、俺の味方じゃないの?
「あ、相葉…」
声に出して、
相葉の名前を呼んでしまった。
「二宮君、落ち着いて」
「ううん」
無理だよ。
落ち着くなんてできないよ。
「二宮君のお母さんも言いずらかったと思うんだ。」
わかってる。
「翔ちゃんだってそうだよ」
櫻井なんて知らないよ。
「ね、二宮君」
すぐに飲め込めない。
受け入れられないよ。
涙が溢れでて、
その場にいられなくなった。
だから、
カバンを取って家を出た。
駄目だ。
もう、疲れちゃった。
「そう。もう、いいよ」
「二宮君?」
「どうでもいいや」
母さんは、
フクロウを使って俺と翔を近付けてこの瞬間が訪れる日を待っていたんだ。
そんな遠回しの手なんて使わないで、
ハッキリ言えばいいのに。
「本当に…ごめんなさい」
「謝んないでよ」
そんなに謝られても困る。
「俺と兄弟って知ってたんだろ」
言葉に刺があるのはわかってる。
けど、止められない。
「知らなかった。今日初めて知った」
「二宮君、俺も知らなかった」
隣の相葉も母さんの味方なの?
誰も、俺の味方じゃないの?
「あ、相葉…」
声に出して、
相葉の名前を呼んでしまった。
「二宮君、落ち着いて」
「ううん」
無理だよ。
落ち着くなんてできないよ。
「二宮君のお母さんも言いずらかったと思うんだ。」
わかってる。
「翔ちゃんだってそうだよ」
櫻井なんて知らないよ。
「ね、二宮君」
すぐに飲め込めない。
受け入れられないよ。
涙が溢れでて、
その場にいられなくなった。
だから、
カバンを取って家を出た。