マシュマロボイス
第11章 太陽と星が導くstory
(相葉side)
二宮君の手を引いて、
「帰ろうか」と言うとフルフル首を横に振った。
「でも」って言おうと思ったけど、
目が「嫌だ」って訴えてた。
明日は学校が休みだったから、
そのまま二宮君と俺ん家に向かった。
「二宮君」
「…ん?」
目が腫れてる。
痛々しくて見てられない。
「死んだら駄目だよ」
「…うん」
力無く微笑んだ二宮君は、
とても儚げで切なくなった。
「…」
名前を呼ばないと、もう二度と振り向いてくれなさそうで怖い。
「二宮君」
「…ん?」
「なんでもない」
「もう…」
また微笑んだ。
二宮君の目にはいつもの綺麗な光がなかったんだ。
本当に死んじゃうんじゃないかって。
怖くなって、手をギュッと握った。
「ん?ふふ…」
俺の方を見て微笑んでくれたけど、
また前を見て遠い目でどこか見てた。
「俺ん家なら、いつでも泊まりに来ていいからね」
少しでも、二宮君の力になりたい。
二宮君の居場所をつくってあげたい。
二宮君の手を引いて、
「帰ろうか」と言うとフルフル首を横に振った。
「でも」って言おうと思ったけど、
目が「嫌だ」って訴えてた。
明日は学校が休みだったから、
そのまま二宮君と俺ん家に向かった。
「二宮君」
「…ん?」
目が腫れてる。
痛々しくて見てられない。
「死んだら駄目だよ」
「…うん」
力無く微笑んだ二宮君は、
とても儚げで切なくなった。
「…」
名前を呼ばないと、もう二度と振り向いてくれなさそうで怖い。
「二宮君」
「…ん?」
「なんでもない」
「もう…」
また微笑んだ。
二宮君の目にはいつもの綺麗な光がなかったんだ。
本当に死んじゃうんじゃないかって。
怖くなって、手をギュッと握った。
「ん?ふふ…」
俺の方を見て微笑んでくれたけど、
また前を見て遠い目でどこか見てた。
「俺ん家なら、いつでも泊まりに来ていいからね」
少しでも、二宮君の力になりたい。
二宮君の居場所をつくってあげたい。