マシュマロボイス
第12章 夜に紛れては
相葉の顔は、赤いような気がした。
「ねえ、相葉」
「ん?」
「今から、ヤるの?」
急に不安に煽られて、
相葉の動く手首を止めるように握った。
「…駄目かな」
「…やじゃない」
よく分かってるから。
相葉が俺を欲してること。
だけど、怖いんだ。
「でも…挿れないで…」
相葉を拒絶してるんじゃない。
ただ、俺が…俺、がっ……。
「ごめん、ごめん…相葉」
自分が情けなくて涙が出る。
「え、二宮君?な、な泣いてる?」
暗闇の中で動く相葉。
慌ててるのか、俺の上で暴れてる。
「挿れさせられなくて…ごめん」
「そんなこと、ないよ!」
相葉の優しさが、
じわりと胸に広がっていく。
「いいんだよ!俺も、自信ないし…」
今度は何かヘコんでる?
動きが止まって、俯いてる。
もしかして、自分で言ったことに対してヘコんでるの?
「…今日は止めとこうか」
相葉のアイデアに賛成した。
すっかり目が覚めた俺らは、
電気の点いた明るい部屋でベットに腰をかけていた。
「相葉ー、風呂かしてー」
脱がされかけたシャツの釦を閉める。
「あ、うん」
「の前に……」
チラッと顔を見て、
目が合ったのを確認して目を瞑る。
「え」
「んっ!」
唇を突き出して、強請る。
「ねえ、相葉」
「ん?」
「今から、ヤるの?」
急に不安に煽られて、
相葉の動く手首を止めるように握った。
「…駄目かな」
「…やじゃない」
よく分かってるから。
相葉が俺を欲してること。
だけど、怖いんだ。
「でも…挿れないで…」
相葉を拒絶してるんじゃない。
ただ、俺が…俺、がっ……。
「ごめん、ごめん…相葉」
自分が情けなくて涙が出る。
「え、二宮君?な、な泣いてる?」
暗闇の中で動く相葉。
慌ててるのか、俺の上で暴れてる。
「挿れさせられなくて…ごめん」
「そんなこと、ないよ!」
相葉の優しさが、
じわりと胸に広がっていく。
「いいんだよ!俺も、自信ないし…」
今度は何かヘコんでる?
動きが止まって、俯いてる。
もしかして、自分で言ったことに対してヘコんでるの?
「…今日は止めとこうか」
相葉のアイデアに賛成した。
すっかり目が覚めた俺らは、
電気の点いた明るい部屋でベットに腰をかけていた。
「相葉ー、風呂かしてー」
脱がされかけたシャツの釦を閉める。
「あ、うん」
「の前に……」
チラッと顔を見て、
目が合ったのを確認して目を瞑る。
「え」
「んっ!」
唇を突き出して、強請る。