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マシュマロボイス

第13章 小さくても大切さ

オムライス作ろうかなって、
思って冷蔵庫を漁ると必要な材料無い。

「…目玉焼きでいっか」

あ。
なんか、物が見えにくいと思ったらコンタクトしてなかった。

眼鏡、洗面所か。

さっき歯ブラシ追加したときに、
眼鏡置いてきちゃったんだ。

コンタクト、替えあったっけなあ。
あれ?でも、眼鏡でも良くない?

だって、二宮君喜んでくれてたし。
なんて、ちょっと自惚れてみた。

「眼鏡で、いいや」

どうせ休みの日は、ずっと眼鏡だし。

洗面所で眼鏡をかけて、ササッとキッチンで朝ご飯作りを始めた。

そういや、二宮君って目玉焼きの黄身は
固い方がいいのかな?
俺は、半熟が好きだけど…。

どうしよ…。

しばらく考えてたんだけど、
結局、付け合わせから作ることに。

だって…

『目玉焼き?俺、固いのが好きー』

…。(←半熟にしてしまった)

『え、いや…半熟も、好き』

二宮君に気を遣わせるなんて。

絶対に嫌だもん!

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